福山北部ダムめぐり2基目は四川ダム(場所)
洪水調節と河川維持を目的とした重力式コンクリートダムです。
下流側からアクセスする途中に井伏鱒二の碑が。県道21号を左折してダムに向かいますが,直進してしばらく行くと生家があるらしい。(現在も親族が住まわれている。)
ダムへのアクセスはちゃんとセンターラインのある道路で良好。
珍しく堤体下まで続く道路(こちらはやや狭いですが)も整備されています。
天端は徒歩のみ(左岸は行き止まり)。駐車スペースは完備され,さすが県の直轄ダムという感じです。
ダム湖名は「城山湖」。ダム湖北側の山にかつて山城があったことからだそう。
2005年竣工。ダムとしては比較的新しい?せいか,堤体のコンクリートがまだ白い!
自然越流式のクレストが4か所あるためか,横に長い減勢工。
天端から下流方向の眺め。ここに来る前に服部ダムを歩いた時には,セーターでは汗ばむぐらいだったのですが,山の中のこちらは一気に空気がひんやり。紅葉も終わっていて山が茶色っぽくなってきています。
でも,こういう晩秋の寂寥とした風景は個人的には好きだなあ。
・・・と浸っていたら,ブゥ~~~~ンという羽音とともに,
巨大なスズメバチが近づいてきました!
おいっ! もう秋も終わりだからって最後の力をふりしぼって突撃してくるのはやめてくれ!
というわけで早々に天端から離れ,管理事務所を訪ね・・・
ダムカードをゲット!
ダム湖をぐるっと回って,左岸側に行くと,ダム施工時の構造物を利用した展望台があります。
山椒魚を中心に描くあたり,井伏鱒二へのリスペクトを感じます(笑)
展望台からはダム湖全体が見渡せます。堤体のわりに湖は広くありませんね。治水目的なのでこんなものでしょうか。
このまま道なりに車で山を登っていくと「天空レストラン」という何やら気になるお店があるようですが,お昼にはまだ早いし,次の目的地もあるので断念。
車を引き返し,細い山道に向かいます・・・