県東部の公認ダムは行き尽くしたので,いよいよ西部を開拓します。
…といっても,西部は高速を使う必要があるので,計画的に効率よく周らなくてはなりません(金銭面で)。
今回は思い切って山口県境をめぐりました。弥栄ダム(場所)です。
洪水調節・河川維持・上水・工業用水・発電用と多目的の重力式コンクリートダム。
駐車場やトイレ,資料館もある「開かれたダム」ですが,この日はライダーが2人ほどトイレに立ち寄っていただけで,相変わらず誰にも会わず。
広島県側から見た天端。途中で左に折れています。そういえば椋梨や山田川ダムもそんな天端でした。地盤の強度の関係かな?
天端の中央部が県境になっています。江戸時代ごろまで,利水をめぐって安芸の国(広島)と周防の国(山口)の争いが絶えなかったようです。
このダムにはゆるキャラがいます。ヤッシーというらしい。「弥栄湖」だからだよね。きっと。。。
その弥栄湖。ダム湖100選の一つになっているそうです。
下流の眺め。右岸の発電所の手前までは道があります。後で行ってみよう。
ラジアルゲートのワイヤの間から。堤高120mは県内2番目の高さです。
減勢工は30mの深さだという。かなりガッチリした感じ。
選択取水設備。任意の水深から取水できるしくみ。下流の生物への配慮ですね。
右岸(山口)側から。左岸の中腹に堤体を見物できる場所があります。そこも後で行ってみよう。
右岸側にはこんなふうに俯瞰できる展望台がありました。堤体が折れ曲がっているのがよく分かります。
ただこの展望台,結構な階段を昇る必要があります。人は全然いませんが,この日は気温も高く、花粉対策でマスクをしているので息苦しくなってきました。
左岸側中腹に来てみました。この規模のダムをほぼ正面を中腹から見られます。それにしてもここまでも結構なアップダウンの道のり。天端も片道500m以上あるし、もうマスクが汗でべっちょり( ;∀;)
資料館を訪れたら,コロナで休館。。。管理事務所は同じ建物にあり,かろうじてダムカードはもらえました。
管理人さん情報によると,山口県ではダムカードの配布も休止しているとか。切手を貼った返信用封筒を直接渡したら後で送ってくれるらしい。(令和3年2月21日現在の情報)
堤体下に下りてみました。車で国道186号を少し南下し,安条トンネルの北側から川沿いに入れます。真っ赤な4連ゲートがかっこいい!!
これが一斉に開くとこ見てみたい。(その時は危険なのでこんな場所に居られないでしょうけど)
副ダム。30mというのは一番下からでしょう。
上流側に移動してダムサイトを望みます。逆光でうまく撮れない!
何とかゲートの上流側を撮ってみたけど…やっぱりちゃんとしたカメラが欲しい…
さつき(つつじかも?)で「弥栄ダム」の文字。花の季節になったら「映え」ますね。
それにしても,このダムは規模が大きいだけにあちこち歩き回らなければなりません。しかも,いたるところアップダウン。資料館が休館だったものの,じっくり見ようと思ったら1時間はかかると見た方がよさそうです。
花粉症うらみて弥栄の坂のぼる
広島県公認ダム全踏破まであと13基