続いて市畑大池の隣の梨成大池へ(場所)灌漑用アースダムです。
市畑大池からは梨成大池の天端まで直通していないので,一旦,市畑大池から南下して,やまなみ街道(尾道道)をくぐって迂回。
未舗装になる入口に車を停めましたが,200mぐらいまではノーマル車でも入れそうでした。
道中,折れた枝にキノコが群生しているのを発見。カワウソタケらしい。こういうのを見付けて帰って調べるのもダム活の楽しみの一つ。
それにしても自転車で進入したのは失敗。かなりの凹凸がある上,間もなく上り坂になるので単なるお荷物になってしまいました。マウンテンバイクならよいかも。
途中分かれ道があります。左が天端,右が堤体下に向かう道です。
ダートコースを登ること約1キロ。石碑が見えたら天端右岸です。
短い天端。向こうの左岸は行き止まりです。予想外にすっきりした様子。
さすが隣同士だけあって見た目の風景は市畑大池によく似ています。左奥で市畑大池の下流とつながっています。
斜樋は見当たらず(どこかにあったかもしれませんが),例によって階段状の取水栓がありました。ここは手で栓が開けられました(もちろん戻しておきました)。各蓋は鎖でつながっていて引っ張れば一度に開けることもできるようです。
上流側斜面。市畑のようなハニカム模様ではありません。
洪水吐は高い導流壁が特徴。市畑からの放流で一気に水かさが増えることもあるのかもしれません。
洪水吐からの放水路。落石が多く下の方は草も生えています。これが積もったら災害級の洪水時は心配です。(ダム便覧には相当な濁流が流れる様子を撮影した画像がありました。)
維持放流は堤体真下に一旦姿を見せた後
もう一度地中を通って放出されます。おそらく地盤の問題などがあってこのような構造にしたのではないかと推測しています。
維持放流と放水路の合流地点。その先は結構急な川になっています。
その川の水音を聞きつつ帰りも自転車を押して下りることに。パンクしてなきゃいいけど…
チャリを曳く梨成の道 草いきれ