半日で済ませる近場のダム活,最後は大谷池(場所),灌漑用アースダム。
ダム便覧によれば四川ダムの北にある大谷ダムとは違い「おおだに」と読むようです。
国道184号線から県道156→406号と経由。県道の標識には「御調町綾目」とありますが,正しくは「御調町大原」だと思います。
県道406号に入ってすぐの急カーブの脇に登り口があり,すでに堤体が見えています。山間の池系ダムにしては良アクセスです。
どこが堤体か分からないほどに草が生えてきています。アースダム訪問の季節としてはギリギリのタイミングかと。(個人的にはアースダム訪問は草木の枯れる冬がベストだと思っています。)
左岸側にかろうじて落ち葉の積もる道が見えるのでそこを登ります。
天端。草のせいで丸みをおびたように見えます。
県道からすぐだけど秘境感ありあり。枯れすすきが残っているということは,秋冬の間に草刈りがされていない証拠でしょう。
まさかこれが取水設備? 斜樋を見付けきれなかったので。
洪水吐は小さく,洪水吐というより河川の落差工という感じです。少量越流中。
堤体下の放水路。維持放流地点は草深く見られず。
子規ではありませんが「藤の花房みじかければ池の上にもとどかざりけり」の状態
全体に人の手があまり加えられていない感じのするため池です。堤体の一部が陥没しているところもあり,豪雨で決壊しないか心配です。
夏落ち葉踏み大谷を案じたり