いよいよ梅雨明けか? と思ったら,中国地方はまだのようです。
とりあえず晴天に誘われて,比較的アクセスが良い場所に夏のダム活です。
着いてみると池は改修中。(こないだの大雨のせいではなさそう。)まさかの立禁?
とりあえず堤体真下は通れるので散策してみます。ダム便覧では堤高17mということです。そんなにあるように見えないけど…
この溜池,いたるところ放水管があります。右下の黒い管は右岸の山から流れる沢の水を誘導するためのもの。
農具小屋のわきから堤体上部に上がる道がつくられています。
池のほとりの住民のための道でしょう。この道はグーグルの航空写真の段階では存在しません。池の工事のために仮設されたのか,今後こちらの道に付け替えるのか?
農家の物置として使われているコカコーラのコンテナ。色のはげ具合と奥の錆びたトタン屋根がいい味出している。
さて「どんな池かな…」と坂を上りきると…
椛の木ダム以来の驚きの光景が! 水がない! しかも,堤体自体も工事中!
新しく造られたと思われる底樋の取水工。巨大ミミズのようなホースで本流の維持放流をしています。
天端があった部分は階段状に削られています。このあとコンクリートブロックで固めるのでしょうか。天端はどうなる?
左岸側に護岸が崩落している箇所があります。重機で削ったというより,これは災害の痕かと思われます。
重機の出入口。堤体の断面が見られる貴重な1枚。この池,洪水吐はつくらないのかな?
左岸に戻ってお堂のあるあたりまで上ってみます。
このお堂は地元の方によって昭和41年に「再建」された地蔵堂と説明されています。最初にいつ建てられたのかは不明です。中は椅子があったり火鉢があったり,小奇麗にされています。地元の方の憩いの場なのかも。
お堂の中にこんな貼り紙があって↓
おそらく今回の工事のためか,地元の人たちが業者と協力して,周辺の木の伐採や草刈りを行ったとされています。
「かたずけ(原文ママ)が残っているので応援お願いします。」と。誰にあてたメッセージなのか? 解説冒頭の「奥池(823)」の「823」という数字も気になる。西暦823年築造なのか?(平安時代でっせ!)
謎だ。謎過ぎる。
そしてお堂から先は完全に通行止。覗こうにも2台のショベルがガッチリガードして見えない。残念ながら散策はここまで。
すぐ下流に老人ホームがあるので,ため池の改修は急務でしょう。改修中の姿を見られたのは幸運だったのかな。ちょくちょく来れば,構造がもう少し分かりそう。(高速代かかるので当分来ないだろうけどw)
梅雨晴れも大山奥池まだ見えず