11月最後の日曜は川井谷調整池(場所)へ。
訪問日:2021.11.28
洪水調節用重力式コンクリートダムです。(ダム便覧掲載の県内コンクリートダムとしてはこれが最後の訪問です。)
先達の報告では,道路に落石とのことでしたので,念のため県道26号から分かれる付近に停車し,片道約2.8kmの道を脚立を担いで歩きました。
道幅は轍部分だけでも1.5mあり,200mおきぐらいに離合できる場所があります。この日は落石もほとんどなく,高暮ダムや藤尾ダムへの道に比べれば通りやすいと思いました。(実際,歩いているとアルファードやハイエースが通っていきました。)
歩き始めて35分で堤体に到着。全面越流式で天端はありません。
あえて天端というならここか。
かつてはダム名が刻まれていたであろう石板はなくなったままです。ゲームなら石板嵌めるとイベント発生,となるはず。
維持放流はかなり低い位置。ここが越流する事態になるときはきっと大ごとでしょう。
上流側。よくみると小堰堤があります。このダムができる前からある堰堤でしょうか。
堤体の下部に水路となる穴があり,ここから維持放流をしています。(画像は上流側)
維持放流の出口(下流側)
高くはないけどなかなかの急勾配。お尻がムズムズします。
静かな渓谷に溶け込むように佇むダムです。
藤尾川の水音と落ち葉を踏む音だけがする川井谷渓谷の道。車を降りたときの気温は0℃。樹間を渡る風は冷え冷えしますが,往復6キロのウォーキングで身体はぽかぽかに。なんだか癒されたひと時でした。
返り道 手袋外す川井谷
ダム便覧掲載の県内ダム全踏破まであと10基(所在地不明ダム含む)