新年の"ダム初め"をどのダムにしようかと考え,大林映画ならぬ「尾道ダム三部作」(←勝手に命名)を再訪することに。
初回訪問は,夏場だったし,スマホで撮っていたし,ダム活を始めたばかりだったので見落としている物も多かったと思い。
初回訪問時の記事(ダム観察も撮影もまだ慣れていない初々しいころ)
まずは,水源池の久山田ダム。
大正末の竣工。美しい建築は何度見てもいいですね。
駒止めとか,細部まで造りこまれている。
弧を描いているけどアーチ式ではない。
現在は使われていない取水設備かな。
パーツ一つ一つに味がある。
前回撮影しなかった上流面。
貯水池。奥は市立尾道大学。
堤体真下を覗く。左岸に山からの水路がある。
夏は藪で下りられなかった真下に来てみました。まるで古代遺跡。画面左に維持放流。
減勢池が設けられた二段構え。ここも石造りで美なり。
アーチ型の導水管。通常アーチ型はもっと長い距離間を渡す時に見られるけど,強度の問題か。
「右ハ深ヲ??八幡村ニ至ル近道」と記されている。深村は明治22年,八幡村は昭和28年まで存在していたから,それ以前の石柱か。
竣工に寄与した山口玄洞氏などの記念碑諸々
インレット部。尾道大学のキャンパスのすぐ横だった。
そのインレット付近にレトロな佇まいの公衆トイレ。冬のダム活にはありがたい。
雨之水分神社から見る貯水池
周囲にはところどころ桜が植えられており,花の季節に貯水池周りを歩くのもよさそうです。
久山田 神と並んで初写真