ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

愛媛5 玉川ダム

体調を崩してしばらくダム活を休止せざるを得ませんでした。
およそ2か月ぶりのダム活です。

比較的アクセスしやすい所で,愛媛は今治~奥道後へ抜ける国道317沿いのダムへ。

まずは玉川ダム(場所,訪問日:2022.7.17)洪水調節・河川維持・上水・工業用と多目的の重力式コンクリートダム

巨大なラジアルゲートが印象的。

ダム下にはH29に設置された小水力発電(左の建物)と上水への分水。発電はダムの運転用なので用途に「P」は入っていません。

ちなみにフェンスぎりぎりまで普通車で入ったら転回困難で,50mほどバックするはめに!いつもは天端から目視で確認してから来るのに,久々でぬかってました。

天端に上がってみます。左岸から。

あっさりした天端。中央部が盛り上がっているのは,両脇に水をはけるため?

「玉」の点の位置をわざわざこうしているのは?ちなみにこう書くと「傷のある玉」という意味の別の字になるそうですが。

多目的ダムは昭和後期~平成に多い中,結構早くから多用途を期して造られたもよう。

表層取水設備。足場は何に使うのでしょうか。

玉川湖。愛媛国体のボート競技の会場にもなったそうで。この日は学生が練習をしていました。(レンズフードが映り込んでしまいました。久々でことごとく失敗)

ゲート操作室とその下からのぞけるアーム

発電所から維持放流に戻される水流

先人の皆さんも撮影しているダム直下の文字。管理されなくなってきているようでかろうじて読めます。

下流の眺め。暑くなく,心地よい風が吹き抜けます。

左岸側にある艇庫とインクライン貯水率は7割ほど。

ところで管理事務所は天端よりなかなか高い位置にあり,徒歩の場合階段を上る必要があります。(車なら国道から直接入れます。)

随所に塗られた水色が目を引く佇まい。

ダムカードゲット!

昭和中期ならではのいたってシンプルな造り。しかし,いろいろ「仕事」をしている頼もしいダムでした。