洪水調節・灌漑・上水を担う重力式コンクリートダム
国営ダムならではの記念碑群
堤高87mは愛媛県では3番目に高いダム。堤体は少しカーブしています。
コンジットから放流中
ゆったりとした天端は普通車の離合も可能。
上流側から。中央は予備ゲートのようですが,ダムカードには記載がありません。
多段式取水塔。
左岸に見えるのは艇庫とインクライン
ラジアルゲートの上から減勢工をのぞむ。右奥に見えるのは灌漑用揚水施設。
下流方向。松山市街地まで10kmほどですが,市街地は見えません。
ゲートの操作室。いたってシンプル。
上流方向。松山市の水瓶と言われるダム。この日の貯水率は70%ほど。例年になく早い梅雨明けで貯水率が低く,取水制限をしていたそうですが,先日来の雨で少し回復したようです。
近くで見ると学校のような管理事務所。
堤体下に行くには国道317を1kmほど南下。湧ヶ淵トンネルの手前で左に折れ,川沿いに隘路を進みます。
フェンス越しにコンジット。ここまでしぶきが飛んできます。
2門のラジアルゲート。ゲートはやっぱり赤が似合う。
副ダム。コンジットの水量に比べて維持放流は少な目
天端からも見えた揚水施設。うろうろしていたら職員の方が出てこられたので挨拶。(ちなみに車の転回スペースは1台分ぐらいはあるのですが,職員の車が停まっていたのでまたしても転回困難に!10回以上切り返してようやく脱出…)
天端の横には立派な展望台とちょっとした展示スペース(さすが国営!)。国道脇でトイレもあるので,多くの人が訪れていました。(ダム活は僕ぐらいでしょうけど)
先に訪れた玉川ダムと10kmほどの距離でほぼ同じ時期に竣工された石手川ダム。どちらも洪水対策がきっかけでつくられており,一方で水不足にも悩まされる背景もあり,この地域の水のコントロールの重要さをうかがい知ることができます。