岡山県東部を縦貫する吉井川に設けられた坂根堰です。(訪問日:2023.1.29)
洪水調節・河川維持・灌漑・上水・工業用水と多目的の堰です。
岡山河川事務所坂根管理支所でカードをもらって見学開始。車はこの事務所の駐車場に停められます。
当初は灌漑目的だったということなどが説明されています。
左岸の土砂吐からの流れ
朱塗りのローラーゲートが目立ちます。
ちょっと角度を変えて。ゲート操作室がずらっと並ぶ堰ならではの光景,巨大なダムとは別のよさがあります。
天端は「進入禁止」とありますが,どうも歩く分にはよいようで。地元っぽい方が犬の散歩をしたり,ウォーキングをしたりしていました。
レトロな雰囲気のプレート
ゲート(左)と土砂吐(右)
魚道は左右両岸にあります。
しばしいろいろ観察
左岸側に揚水機場があるのでそこへの取水口でしょうか。
下流(左),上流(右)満水で,旧坂根堰の痕跡は分かりませんでした。
見えにくいですけど,下流側には護床ブロックが敷き詰められています。
右岸から。残念ながら堰付近の河岸は立入禁止で,正面から撮れません。
上流側から。
巻石ってなんだ?と思って調べてもお墓のことしか出てこない。確か旧坂根堰は川の右岸から左岸に向かって斜めに横切るようにつくられていた「斜め堰」でした。堰のまわりを縁取る石だったのかな…。
旧坂根堰の姿を見ようにも,地理院の航空写真ではよく分かりませんでした。