百谷ダムから一気に西進し,湯梨浜町の東郷ダムへ。(訪問日:2023.3.3)
洪水調節・河川維持・灌漑目的の重力式コンクリートダム
堤体は右岸側が折れています。堤体に対して襟の割合が高いような。
天端からは東郷湖(手前)と日本海(奥)を同時に見渡せます。
さらにダム湖(梨水湖)も…と頑張ってみましたがこれが限界。ダムカードには海・湖・ダム湖が映った画像が掲載されています。(たぶんドローンか何かで撮ったのだろう)
コンパクトなダムながら取水ゲート4門,水位低下用ゲート1門,制水ゲート1門もあるようです。しかし水面下なのか全く見えません。
地元の小学生の絵がはめ込まれたモニュメントも管理事務所も,いろいろなものがブラウンで統一。そういえば天端の高欄もブラウンでしたね。
堤体真下まですんなり行ける親切設計。
オリフィスからの放流も維持放流も間近で見られます。
堤体にへばりついて撮ってみる。
東郷ダムのダムカードは鳥取県で唯一平日のみ,しかも約7キロ離れた鳥取県中部総合事務所に行かないともらえません。
アクセス良好,三朝温泉や燕趙園などの観光地に挟まれた立地のわりにダムカードへのハードルは高いと言えます。
殿ダムや百谷ダムを巡ってきた後だと,このような平成の「量産型ダム」はどこか物足りず。(先人の皆様のレポートも心なしか淡泊なような。)
コンパクトで統一感があり,天端からの眺めもいいんですけどね。無い物ねだり?