ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

岡山48 極楽寺池

3月3回目のダム活は岡山県北部の鏡野町へ。
まずは極楽寺池(訪問日:2023.3.19)

灌漑用アースダム。深い谷あいでまだこの時間(午前9時)でも堤体の半分は陰っています。

極楽寺奈良時代に開祖され,弘法大師にもゆかりのある歴史あるお寺で,アクセスも良好。おかげで底樋出口工も簡単に見ることが出来ます。

洪水吐からの放水路(左)とその下の減勢工(右)バッフルピアもあります。

天端は車も入れる広さ。(ただし左岸で行き止まり)

池の上流奥に極楽寺があります。周辺は桜がたくさんあり,花見の季節は美しい風景になると思います。

上流面は一見土に見えますが,コンクリブロックで補強されているようです。

洪水吐からはうっすら越流中。

桜が散るころには,この放水路がピンク色になるのでしょうか。

ダム下は公園として整備されていますが,堤体にイノシシ被害があったとかで害獣防止柵に囲まれ中には入れず。(トイレまで使えず困りました。)

ごくごくオーソドックスな斜樋

この日は地元の方々が池の周囲の清掃をしておられ,堤体や記念碑を撮影していたら「あんなもの撮って何になるんだ」「よそから来たら珍しいんだろう」と訝しむ声が。

野鳥や鉄道は撮っていても不思議がられないのに,なぜダムやため池は不自然に思われるのか。

まあダム活2年半にして,そんなことは気にせず撮影できるようになってきたわけですが。