ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

6仁賀ダム

ちょっと涼しくなってきたので,1か月ぶりにダムめぐり再開です。

 

今日は,ひろ君の練習試合のために車要員として竹原市へ。帰りは別の保護者が車を出すというので,そのまま竹原市唯一のダム,仁賀ダムへ。

 

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下流側から賀茂川を遡っていくと,ダムの手前に小さな小学校があります。(HPを見ると全校児童17人!!)木造の(?)温かみのある校舎。

 

 

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しかし,校舎のすぐ裏には2年前の豪雨災害の爪痕が。早く復旧して子供たちが安心して過ごせますよう・・・

 

 

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小学校の前の道を進むとほどなく現れる仁賀ダムの堤体

2012年に竣工した重力式コンクリートダムです。

 

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副ダム

 

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試験用に使ったゲートが展示?してありました。

 

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天端は車で通れます。

 

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天端から見下ろした下流方向。

 

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管理事務所の敷地内から別角度で。(ダムカードの配付は10月いっぱい行わないそうです。(残念)

 

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仁賀ダムによってできた芙蓉湖。中央の橋は,県道330号。

H30豪雨災害の時に国道2号線が通行止めになり,奇跡的に早く復旧したこの県道がう回路となりました。僕が仁賀ダムの存在を知ったのはその時です。


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湖面の泡は空気でダム湖の水を攪拌するシステムで,湖面に藻が発生して水質が悪化するのを防いでいるそうです。

 

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ちなみに,仁賀ダムは計画から完成まで約40年かかっており,これは県内でも最長。

いろいろ紆余曲折があったのではないかと思われます。

 

 

仁賀ダムはたびたび氾濫してきた賀茂川の治水が目的ですが,それでもH30豪雨災害の時に下流は破堤してしまいました。計画段階の想定を超える雨量・増水量だったことがうかがえます。

 

人知って何なのかと思ってしまいます。。。