実は仁賀ダムを一通り見終わってもまだ,10時前だったので,もう一つ寄ってみようと,北上して椋梨ダムにも行きました。
椋梨川が合流する沼田川下流域の上水,工業用水,そして治水なども兼ねた多目的ダムです。
椋梨ダムは,H30豪雨災害の時の下流の沼田川の氾濫に係り,洪水調節のための放流のタイミングや下流住民への周知をめぐって問題になったダムです。(当時のルール運用には問題がなかったというのが県の説明で,現在ではルールが修正されています。)
ゲートの赤いアームが特徴の重力式コンクリートダムです。
本体着工からわずか3年で完成しています。1969年竣工ですから,高度経済成長の最盛期とは言えないものの,それだけ需要があったのでしょう。
堤体の真下に行ける道はありません。堤体脇を走る国道432号を200mほど南下したこの速谷神社の境内からならもう少し近くからみられるかな,と思ったのですが木が生い茂って無理でした。(あ,もちろんお参りもしましたよ)
天端は車でも通行可ですが,離合は困難な幅です。
天端から洪水吐を見下ろします。放水していたらすごい迫力だったでしょう。
左岸から。
高めの導流壁が設置されています。
ダム湖は白竜湖と言って,周辺にレクリエーション施設が整備されて観光スポットになっています。
お昼近くになったのでダム湖畔の道の駅「よがんす白竜」に寄って,地元では有名な石窯ピザを食べたり,産直の果物でも買ったりしようかと思ったのですが,駐車場に入る段階から激混み!!
おいおい。天端では2~3人としかすれ違わなかったのに,3密どころじゃないぞ。
ほとんど県内ナンバーなので,4連休だけど遠出はせず,県内から日帰りで遊びに来た観光客が多いのでしょうか。(まあ,僕もその一人だけど・・・)
仕方なく,道の駅は諦め,ランチ場所を探しがてらもう一つのダムを目指したのでした・・・(続く)