続いて訪れたのは安芸高田市にある香六ダム(場所)着くころには雨も上がりました。
灌漑用アースダム…ですが,御覧のとおり,板木ダムとは打って変わって賑やかな雰囲気。
周辺は,香六ダム公園として整備され,キャンプ場や釣り場もある何ともウェルカムなダムのです。
こちらは小洒落た管理棟(トイレもあり)。広めの駐車場もほぼ満車。家族連れでにぎわっていました。ダム活でこんなに多くの人がいたのは初めてかもしれません(もちろん99%の人はダム活目的ではないでしょう。)。
街中ほど密ではないとはいえ,あまり人の多いところには近づかないようにしながら写真を撮ってまわります。
洪水吐。右側の網は生簀でしょうか? ここは有料の管理釣り場で,どうもニジマスなどを放流しているようです。洪水吐でつかみどりできたら楽しそうなのに。
天端は車両進入禁止。池の周りを周回できる遊歩道につながっています。
天端から。みんなちゃんとディスタンスを取っています…って釣りだから当たり前か!
これはきっと魚を放流するための管ですね。池の水位が上がっても対応できる長さ。
そうそう。今日の目的はダムでした。下流方向を眺めると,何やら構造物発見!行ってみなければ!!
左岸から笹を分けて下りていくと,なぜか途中に魚が落ちていました。釣り人が捨てたのか?「およげタイ焼きくん」とどっちが不幸か…
ちなみに右岸寄りには楽に降りられる階段があります。(後で気付いた(;´∀`))
底樋の出口枡工のようです。苔と錆がいい感じ!
こういうの好きで,思わず全方位から撮ってしまった(笑)
洪水吐との合流地点。導水路の両側は桜の木。春にはきっと苔と桜のコントラストが映えますね。
遊歩道を周って上流側に来ました。こちらは釣り人少なめ。堤体側よりインレット(流入部)側の方が釣れそうな気がしますが,ファミリーには足場の良い堤体側の方が安心なのでしょう。
池周りの最奥部はさすがに釣り人の姿もなく雪も残っていてひっそりとした感じになります。
確認できただけで,4か所はインレットがあります。これは最奥部のインレット。
やはりインレット付近は魚影が濃いですねえ。しかも結構なサイズのがゆったり泳いでいます。
斜桶です。右は取水孔?
斜桶の庇には蜂の巣の跡と,窓際に「蜂激取れ」。夏秋だったら近付けないところでした。
同じ池系アースダムでありながら,板木ダムのように来る者を拒絶するダムもあれば,香六ダムのように人を集めるダムもあり,ダムってつくづく奥が深いです。
香六に 魚(うお)寄す人寄す 雪解水(ゆきげみず)
広島県公認ダム全踏破まで残り17基!