三次方面のため池めぐり。廻神と大亀でかなり時間を使ってしまったので,こちらの長田大池(場所)は別日に出直したものです。
灌漑用アースダム。
県道61号から寄国の集落に入り川沿いの道を進んだ奥です。県道脇のスペースに車を停めて歩きました。
寄国集落に入ると圃場整備の記念碑があります。裏側にも文字がありますが,残念ながら柵に囲まれた田んぼに入らないと見られません。
こちらも集落の中にありますが,肝心の墳墓がどれなのか分からず。
さて川沿いの道に入ろうとするとまさかの通行止め?工事の方にゼスチャーで,奥に行ける?と尋ねると,先方も黙ってうなずかれました。
奥には民家が一軒と池だけなので,人が通るなんてほとんど想定していなかったのでしょう。歩行者用通路などなく,重機の間に体を滑らせるようにして通りました。
工事現場から100mほど進むとやや広いスペースがあってここから先は林道です。
道中の川の護岸は災害で一部崩落しており,修繕した部分とそうでない部分が混在しています。先ほどの工事もこの一環なのでしょうか。
林の先に一旦ひらけた場所に出ます。ここから道が二手に分かれます。池方向に向かって右側の,川沿いの林道を進みます。
工事現場から10分ほどで天端右岸に到着。天端の半分は胸丈ほどの草が茂っています。
記念碑。ダム便覧には1949年(昭和24年)竣工となっていますが,記念碑には昭和18年に貯水し,昭和55年に洪水吐や堤体の盛土工事をしたとなっています。
ちなみに堤高もダム便覧(20m)→記念碑(16.2m)となっており,さらに河川名もダム便覧の仮屋谷川は全く別の場所を流れているので,?という感じです。
上流側。草深いので脚立に乗って撮りました。フェンスの向こうが洪水吐。
下流方向。草だらけ。。。
池全景。インレット方向にすぼまり,池というより川を堰き止めたという感じ。
何とか洪水吐を撮ろうとしましたが左岸は背丈ほどの藪に阻まれ断念。やはり池系は晩秋以降に来ないとダメですね。
草に負けじと脚立に乗って堤体を撮っていたら,ポツポツと雨が降り出しました。麓は晴れていたのに,山の天気は変わりやすいですね。
早々に退散です。
長田池 眺めど秋草長々と