江津市から広島に帰る道中,邑南町の淀原大堤を訪ねました。(訪問日:2023.4.23)
灌漑用アースダム
なんとこのため池は,江戸時代(1820年)に浜田藩の出羽代官によって造られ始めたと。(だから別名「代官つつみ」となっています。)その後,流失したりして,完成したのは昭和10年。さらに平成に入って改修されています。
お・・・お代官様!あまりにも厳しすぎやしませんか・・・
草の刈られたきれいな天端です。クマバチが飛び交ってましたけど
徒歩5分ぐらいで1周できるほどの小さなため池。名前負けしてます???
上流面はコンクリートブロックで補強されています。
洪水吐。ゴミの流出を防ぐネットが張られていました。
放水路です。洪水吐~放水路あたりが改修された感じです。
左岸の斜樋設備。倒木がありますが・・・
池の周りは遊歩道になっています。その途中に池を見守るようにほこらがありました。
小さな池なのでインレットまで間近でしっかり確認できました。
倒れた,というよりすごい力で捻じ曲げられたような木。これに限らず,池の周りは結構倒木があります。近年,災害に見舞われたのでしょうか。
なぜか鯉が。ブラックバスでなければ放流していいの?
建設中の最新のダムの直後に江戸時代からのため池。できたての美しいコンクリートも,雑多な感じのため池も,どっちも魅力的。改めてダムの奥深さを感じるダム活でした。