三反田池へのアクセス途中で堂々川砂留(場所)に立ち寄りました。
砂留とはいわば砂防ダムです。
国の登録有形文化財なんですね~。
天文3年って江戸時代からつくられはじめ,150年後の明治16年に完成したとか!
一番最後に造られた六番砂留。味のある石積み。江戸時代にこんなものを造る技術があったなんて。(水が流れているだけ城の石垣より工事が難しそう。)
上の方は明治時代に嵩上げとあるけど,どこからが嵩上げなのか分からなかった。
一段一段が微妙に階段になりながら大きく二段構成になっています。
シャッター速度を落としてみました。
少し下流にある五番砂留。こちらは堤体から水抜きする構造。今回は三反田池が目的だったので一番~四番はパス。
こちらは堂々川の支流となる鳶ヶ迫砂留(これも江戸時代竣工の有形文化財)方向。写っているのは後世の砂防ダムと思われますが,これだけ並ぶと遺跡のようです。
鳶ヶ迫砂留も見に行こうとすると,途中でスズメバチが目の前に躍り出ました! そうでした,9月~10月はスズメバチが最も危険になる時期でした。というわけで断念。
六番砂留の上流は公園として整備されており,何組かの家族連れが遊んでいました。
あたり一帯はホタルや彼岸花で有名のようです。
地元の人らしきおばちゃんたちが草刈りをしていて,挨拶をすると,カメラを首から下げていた僕を見て「彼岸花を撮りに来たん?」と。
と思いつつ,「そうなんです~。まだ早かったですかね~。」と話を合わせると,彼岸過ぎが見ごろだとか,あのあたりが一面に咲いて綺麗だとかいろいろ説明してくれました。
するとその中のお一人が「シャッターチャンスよ! あっちの彼岸花に大きなクロアゲハがきとる!」と教えてくださいました。
そこまで言われては撮らないわけにもいかず,パチリ。
こうしてみると赤と黒ってインパクトのある取り合わせ。世話好きなおばちゃんに感謝です。
一面に咲いたら真っ赤な絨毯になりそう。砂留の下には珍しい白い彼岸花も咲いていました。
彼岸花が満開の頃にもう一度来る?・・・いや,やっぱり見に来るとすればスズメバチの季節が終わってからの鳶ヶ迫砂留と一~四番砂留かな。ごめんよ,おばちゃん。