続いては落合ダムからさらに北へ4キロの鳴滝ダムです。(場所,訪問日:2022.11.26)
洪水調節・河川維持・上水目的の重力式コンクリートダム
ダム周辺はハイキングコースなどが整備されており,天端手前300mは徒歩のみ。駐車場があるので車を停めて歩きます。
歩いていくとまず上流面が見えてきます。
案内やら記念碑やらあって
普通の住宅のような管理事務所。無人なのでダムカードは写真を撮って旭川ダムなどでもらうパターン。
天端はT字路になっています。おもしろいつくり。
リムトンネルの詳しい解説があります。
越流面。早く半円越流堤を観たい気持ちをおさえつつ観察していきます。
ダム便覧によれば日本で最初に堤趾導流壁を採用したとのこと。見慣れた風景だけど昭和後期の特徴なんですね。
そして半円越流堤!常用洪水吐として使われ,初期の放流量を大きくできるそう。
別の角度から。ミニナイアガラ。
シリンダーゲートが使われている取水設備。ゲートはよく見えず。
さて,ダム下に行く道はないかなと見ていると,左岸に放水設備のようなものが見え,もしかしたら山側から行けるのでは?と思い行ってみることに。
管理事務所の裏から山に上がるハイキングコースがあります‥‥と思ったら立入禁止?
ハイキングにも許可がいるのか?と思い,ハイキングコースを管理する少年自然の家に問い合わせると,
「ハイキングならいいですよ。紛らわしくてすみません。」って。
こんな看板(右)立てたら善良なハイカー(とダムファン)は戸惑うわ!
↑というわけでこんなコースでダム下に行ってみました。
これがなかなかハードな道でして。ハイキングコースなので迷うことはありませんが,アップダウンが激しい!汗だくになって進みました。
着きました!放水設備でしょうか?
半円越流堤に吸い込まれた水はこうして放流されるのですね。
堤趾導流壁を反対側から。
ダム下へは山越えをしなくても下流の森林公園側からも通じているのではないかと思います。(そしてその方が楽)
晩秋のこの日は誰もハイキングをしていませんでしたけど,紅葉や花の季節に歩いてみるのもいいかもしれません。