ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

岡山52 苫田ダム②(堤体中と堤体下)

天端周辺はコチラ
天端からエレベーターで見学室に行ってみました。

この下にエレベーターがあります。

堤体内B2の通路(監査廊はB3,4)。なぜかシンナーのような臭いがしており,換気のために扇風機が回っていました。

展示室に入るとガラス張りになっていてそこは放流中のラジアルゲートの真上!

ゲートは少ししか開いていないのにすごい水勢

引張りラジアルゲートをじっくり観察できます。

堤体下へはいったん鞍部ダムの右岸を下りて,三叉路を「苫田ダム下流公園」方向に旧国道を進みます。

灰塚ダムのラジアルゲートと似ていますが,こちらの方がやや小さめ。ゲートの上は先ほど訪れた見学室。

下流側から見たラビリンス型自由越流頂。数学の図形の問題に出てきそう。

左岸下には発電所。岡山のダムにはユニークな見た目の発電所が多いですけど,こちらはいたってシンプル。

残念ながら真下は立入禁止。あまり近づきすぎると堤体が見えません。

堤体下は整備され,建設時の仮設排水路跡やモニュメントがあります。

複雑な歴史,デザイン性のある堤体(とその周辺設備),鞍部ダムをもつなど話題に事欠かず,ダム便覧でも多くの方がレポートをリンクしている苫田ダム

見所が多い上に広いので,鞍部ダムと合わせて見学に1時間半かかりました。じっくり展示なども見ようと思ったら2時間はみた方がよいでしょう。

苫田ダムと苫田鞍部ダムのダムカードをゲットして,中国地方ダムマニア超級(レインボー)認定まであと3枚となりました。

お昼に奥津温泉花火人の里内の「里山レストランAelu」で苫田ダムカレーをいただきました。ご飯の盛り付けはラビリンス型自由越流頂を表しているそうです。