当初は佐波川ダムから佐々並川ダムに行く予定だったのですが、ダムに向かう道は土砂崩れのため通行止め。
歩くにしては遠いし、もし途中まで行って徒歩ですら通れないと悲惨なので断念。
そのまま次の目的地、阿武川ダムへ。(2024.5.26訪問)
河川維持・洪水調節・発電目的の重力式アーチダム
ダム便覧によると重力式アーチダムは日本に10基しかありません。
天端は途中まで徒歩で進入可能
おお!可動式ゲート点検設備があります。ちゃんとアーチのカーブに沿って造られている!
ゲート操作室もアーチに合わせてカーブしている
点検用設備かな。何故4階建て?
取水設備がダム湖側にかなりせり出してます。
上流側から見るとみんな感じ。クレストの越流位置もだいぶ上流側に寄っています。
ダム直下の眺め。随分低い位置にコンジットゲートがありますね。右は発電所に送る水圧鉄管。
ほぼ正方形のローラーゲート。半分ぐらいの所まで水の跡があります。
天端が中央に向かって下っています。
ダム下に来てみました。やっぱりアーチは迫力がありますねえ。
コンジットはバーチカルリフトローラーゲートが3門。「バーチカル」って縦とか垂直とかいう意味です。垂直に引き上げるローラーゲートって当たり前では?
何か普通のローラーゲートと違うんでしょうか。
こちらは左岸直下の発電所からの放流。
ところで、ダムの下流側にはダム建設中に温泉を掘り当てたとかで、現在もレストランを併設した温泉施設があります。
湯原ダムのように堤体まるまるは見えませんが、浴室からクレストゲートから上ぐらいは眺めることができました。
本日はこの温泉で疲れを癒すことを目的に、往復6時間以上のドライブをしてきました。
これで中国地方ダムマニアコンプリート認定まであと7基となりました。
しかし、いずれも山口県西部でさすがに日帰りで回るのは困難になってきました。ダムカード集めるだけならいいですけど、じっくり観察したいですからね。
というわけで続きは梅雨明けの夏に休暇を取れたら行くことにします。