ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

鳥取8 菅沢ダム

一泊二日の鳥取ダムめぐり。最後の訪問ダムは菅沢ダム(訪問日:2023.3.4)

河川維持・灌漑・工業・発電目的の重力式コンクリートダム

米子側からR180をダム湖に沿って進むと上流面が見えてきます。
ダム便覧の画像を見ると,ラジアルゲートの左の取水設備は最近設置されたもののようです。

さて,まずは天端を…と,なんと左岸の土砂崩れによる工事中のため天端は立入禁止!
天端を渡る所までぐらい行かせてくれてもいいじゃないか~

随分モダンな管理事務所。カードをもらいがてらそれとなく天端のことを聞いてみるも「なんでか立入禁止なんですよ~」と返されました。

天端を歩けないので展示室を見学する。水没する住宅(右)の画像を展示しているのは初めて見た。ここもいろいろあったのだろう。

オリンピックの聖火トーチのようなレーダー設備。

その設備のある高台から天端を撮ってみる。もう少し下流側でないと堤体が映りません。

竣工から50年以上経ってもコンクリートは劣化していないのだそう。相田みつをのような言葉が。

トイレだっておしゃれ。。。でも封鎖されていました。

さて先人の皆様によるとダム下へは行けるとも行けないとも。そういうときはとりあえず行ってみます。

 

R180から入った所に車を停めて林道を歩きます。途中,倒木を乗り越え…

その先を曲がれば堤体が見える,というところで立入禁止のフェンス。しかし,よく見ると,立入禁止はガードレールの内側の道。じゃあ外側なら?

というわけでガードレールに外側から最大限近付いて撮ったのがこちら。(堤体真下まではいけません。)ラジアルゲートからの放水はコンジットの操作室の上をスキージャンプのごとく飛び越える仕組みです。見てみたいな~

ラジアルゲートをアップで。このゲートの向こうに半分ぐらいまで水が溜まっていると思うとドキドキします。

後付けされた放流設備がよく見えます。

この規模のダムにこんなため池でよく見る水路がついていて面白いものです。灌漑用でしょうか。

堤高73mは鳥取県内では最高堤高です。鳥取ダム活の最後に存在感あるダムを見ることが出来ました。

今回のダム活で鳥取県内の現時点で配布されているダムカードは全てゲット。中国地区のカードも計43枚となり,「レインボー認定(ダムマニア超級)」まであと7枚となりました。