ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

近畿1 天ヶ瀬ダム(京都府)①(堤体下編)

平日に休みが取れたので、観光がてら日帰りで京都は宇治へ行ってきました。かねてから行きたかった「源氏物語ミュージアム」や宇治上神社宇治神社を訪れた後、

平等院の対岸、観光客の全くいない道を宇治川沿いに上流へ歩を進め…

15分ほどで天ヶ瀬ダムへ(2023.12.7訪問)近畿圏での初のダム活。
洪水調節・上水・発電目的のドーム型アーチ式コンクリートダムです。



 

ダム直下は発電所があって進入できないので、白虹橋から正面をじっくり観察。

右岸のこちらは旧志津川発電所。レトロなレンガ造りが趣あり。

左岸側で工事中の出口工は、天ヶ瀬ダムの治水能力を上げるためのトンネル式放流設備。トンネル本体の工事は完了し、周辺の整備をしているところ。

左岸堤体直下には現役で稼働中の天ヶ瀬発電所

堤体と正対できる白虹橋。堤体直下で橋脚を設置できず、また両岸に斜面が迫っているため小型の機器で設置できる吊床板架設工法が用いられています。そのおかげでスタイリッシュなデザイン。

つづら折りに堤体直下から天端に上がる道路。歩行者のみ通ることができます。

やっぱりアーチ式はこの下流側にせり出している感じがいいですね。

ダムカードはこの管理事務所ではなく、天端入口の守衛詰所で住所・氏名を書いて受け取ります。

記名して天端の見学をはじめます。
天ヶ瀬ダム②に続く