ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

岡山40 新池

昨日に続いて岡山のダムめぐり。2日続けて行くなんて,広島県内全踏破を目指して居た頃みたいです。せっかくのダム活シーズン(特にため池系)なので。

というわけで今日は旭川ダム周辺をめぐりました。まずは新池。(訪問日:2023.2.12)

灌漑用アースダム
新池は,旭川が蛇行してできた元品田の集落の奥にあります。

神社の前のスペースに車を停め,害獣防止柵を開け閉めして林道を歩きました。ひんやりとしていても心地よい空気です。(花粉症の私の大敵の杉林でしたが。標高の高いここはまだ花粉の時季ではないようで。)

林道の途中で分水工を発見。画像右側が上流で,上側が川の本流のようです。

10分ほど歩いて天端に着きました。

上流面。満水のようで,補強されているか分かりませんでした。

自然に越水する洪水吐。ダム便覧では1928年の竣工とのことですが,ちゃんと落差工があります。(ちなみにQ地図では大正時代竣工となっています。)

奥に見えるのは堤高8mの中之池の堤体。ちなみにさらに奥に奥の池という池があるようです。

その中之池の天端から見た新池の上流面

新池の堤体は左岸側が尾根のように盛り上がっていて不思議な形をしています。左岸側から堤体下に下りられるようです。

そしてなぜか洪水吐の放水路に下りる階段(しかも手すり付き)。
この日は水が溜まっていたので下りませんでしたが,もしかして対岸に何かあるのかも。

ダム便覧には取水孔の画像がありますが見付けられませんでした。(満水だと見えない?)

そもそも旭川という大きな河川が近くにありながら,なぜ3つもため池が必要だったのか。いろいろ謎の多い池でした。