年内のダム活は難しいと諦めかけていたら,思ったより天候回復。路面状況もよさそうなので行ってきました。
七塚池 灌漑用アースダム(訪問日:2021.12.30)場所この池は僕が,ダム便覧で位置未確認となっている「仮屋谷池」のことではないかと推定していた池です。(推察の経緯はコチラ)
あれから三次市に問い合わせたところ,数日後に回答がありました。
回答をまとめると,
○七塚池=仮屋谷池とできそうだが市として断定はしかねる。
○ため池台帳では仮屋谷に位置する池は七塚池と七塚1号池のみ。
○地元の詳しい方に聞くと,七塚池を仮屋谷池と呼んでいたことはないとのこと。
三次市様,お忙しいのに回答をありがとうございます。
七塚1号池は堤高2.5mの小さな池ですので,堤高15.7mとされる仮屋谷池は,とりあえず僕の中では,七塚池のこととみなすこととします。
ただ,地元の方の証言からすると,なぜダム年鑑(ダム便覧の元資料)に「仮屋谷池」という名称で記載されたのか,という疑問は残りますけどね。
…というわけで,現地に行ってみました!
三良坂方面から県道441号を北進。左に池への進入路があります。ダートだったので車は少し手前のスペースに停めて歩きました。
ほどなく堤体下に到着。堤体には階段と手すりがついて,過去最も親切なため池かも(笑)
堤体の右岸に洪水吐からの放流路がみえます。
そして直下で維持放流と合流。こんなに簡単に見られるのも複雑な気分。
堤体は途中平らな部分があり2段構造。
雪の残る天端。
鹿の足跡かな。
奥行きのある池。雪解け水でほぼ満水。
角張った洪水吐。越流中。
上流面は雪でよく見えませんが,草の生え具合からすると堤体面は土のままのよう。
左岸の取水孔。ロープを引いてフタを開閉するタイプ。
天端から下流方向。そり滑りしたら放流路にボチャンですね。
(100%ではないものの)苦労して探し当てた「仮屋谷池」こと「七塚池」は案外あっさり見学させてくれました。
七塚のなぞ解き来たれば雪遊び
ダム便覧掲載の県内ダム全踏破まであと4基(仮屋谷池=七塚池としてカウント。)