農業用アースダム。きれいに草が刈られた2段階の堤体の中央に白い階段。
八日谷ダムが草ぼうぼうで「ダムとは思えない」状態だったのに比べると,「ダム」を通り越して現代アートみたいです。
白い導水路に流出した付近の赤土が。このコントラストもいい。
導水路も丁寧に作りこまれており,ピタゴラスイッチの装置みたいです。
池の中にそびえる赤いロケット型の給水塔がやけにアジアンテイスト。周辺は墓地があり,きれいに整備されています。
この時はだれもいませんでしたが,ネットで調べるとバス釣りのスポットのようです。(釣り禁止とそうでないダムの差は何だ?)
洪水吐。全体に丸みを帯びた造りです。
斜樋が設置の先の水面に映る塔。これまたアーティスティック。
天端から下流方向(画面左)は草滑りをしたら楽しそうですが,柵がしてあり立ち入り禁止。
戦後作られた溜池を平成12年に改修したもよう。しかし,国土地理院の航空写真で比較すると,池自体の大きさは変わっていないように見えます。
モミジの木が3本並んでいましたが,なぜか真ん中のモミジだけ色づいていました。種類が違うのかな? 紅葉のシーズンに来たらきれいでしょう。
光林寺池はこうしたインレット(池に川などの水が流入するところ)が何箇所かあるようです。そういうところはよく魚がいるので,スポットといわれるんでしょうね。
ところで,尾道の竜泉寺ダムもそうでしたが,「光林寺」っていうお寺は付近にないんです。
まさか,本殿は移転して跡地はダム湖に水没? そしてあの赤い給水塔は仏舎利塔を模したもの?
アートな感じと言い,その名の由来と言い,一本だけ紅葉するモミジと言い,摩訶不思議なダムです。