2021年に訪問したダム(ため池も)の中で,特に印象に残っているものを全く主観的に選びました。
【建築美部門】
大正時代竣工の重要文化財! 石張りの堤体がダムとは思えぬ美しさ。同じく期間限定公開三永ダムや島根の三成ダムも秀逸でした。
【オールド部門】
竣工は本庄ダムの方が古いが,個人的には無骨な発電用ダムがツボ。2020年訪問の沓ヶ原ダムも推しダムの一つ。
【癒し部門】
平家ゆかりの地。周囲に古刹や城跡があり,静かでのどかな水源池。お弁当を持って毎年でも来たいところ。規模は小さいですが雨木池も春は草花がきれいでよい場所です。
【放水部門】
タイミングが悪いのか,僕は滅多に放水場面に出合いません。そんな中,コンジットからの放水に出合えた貴重なダム。クレストからの越流でいえば島根の阿井川ダムかな。
【びっくり部門】
堤体を登ると一面に茶色の世界が広がっていた時の驚きは忘れられません。峠越えの導水路が引かれた深道池や洪水吐に野犬がいた直助ため池も別の意味でびっくりでした。
【ほろ苦部門】
わずか10cmの新雪にタイヤがはまってスタックしていたところを,近所の方々に助けられた苦い思い出のダム。
【総合】
総合的にはやはり幻のダムこと明神ダムでしょう。徒歩でしかダムサイトに着けず,登山道を含めて約1時間かけて登り,ようやく目にした白いリップラップの広がる神秘的な光景! ダム活はやめられないと思った瞬間です。