今日は出先で仕事が早く終わったので,半休をとり,帰りしな近くのダムに寄り道してみました。(というか,最近,出かけた先にダムがないか探している自分がいる・・・)
広島空港近くにある灌漑用ロックフィルダムの千丈ヶ原ダム(場所)です。
ちょうど日が当たって堤体の石が白っぽく輝き,秋空と緑の草地が映えます!!
実はここへ来るのにはちょっとした苦労が。地図上は県道から入って割とすぐなのですが,あと数百メートルというところでバリケードが!Σ(゚д゚lll)ガーン
まさかの通行止め・・・?
しかし,割れた看板をよく見ると,これはイノシシよけのバリケードで,通行した後は閉めてね,ということです。鍵もかかっていないようなので,有刺鉄線に気を付けながらカラビナで止めてある柵を外し,車を中に入れ,再び閉めておきました。
1997年竣工 当時の故藤田雄山知事の書だそう。地元の陳情によって県営空港整備の一環として行われたようです。いかにも政治的。
天端はロープが張ってありますが,立ち入り禁止とは書いていないので歩いて入ってみます。
最近見た他の灌漑用ダムに比べると水位が高い気がします。
洪水吐の両側にちょっとした突堤があって,片方は梯子がついて下に降りれるようになっていました。点検用かな?
堤体の斜面にはそれほど草は生えていません。仕事帰りなので革靴だったことを後悔しつつ,右岸脇のコンクリートになっているところから堤体下に降りてみました。
何やらひっそりとたたずむ怪しげなトンネル。
「千丈が原水流トンネル」と書いてあります。水位を維持するための放流管でしょうか?
改めて堤体を見て・・・あることに気付きました。この石積み,広島空港の滑走路と同じだっ!
広島空港は山地に造られているため,盛り土?をして平面をつくりだしています。その周囲がこのような白っぽい石垣で覆われているのです。
空港整備の一環なので,空港とダムの建設時期は重なり,意図して同じデザインにしたともいえなくはありません。
ダムはいろいろなことを教えてくれます。