尾原ダム訪問の続きです。
堤体下に下りてみました。堤体真下へは，天端右岸から約１キロ下流に進んだところから車で少し手前まで進入できます。
減勢工の水面が泡立っています。
これが水中放流の様子ですね。空中の放流のようなダイナミックさはありませんが，確かに通常の放水より静かなような。。。
丁寧に作りこまれた導流壁。
護床ブロックも敷き詰められ，跳水対策もばっちり。
アングルを変えようと，少し戻って左岸に渡ろうとするとこんな看板が！( ﾟДﾟ)
秋は冬眠前の熊が餌を求めて山から下りてくることがあります。熊鈴をいつも以上に鳴らしてダムに近付きます。（水音にかき消されちゃうのですが）
左岸からクレストのラジアルゲートを観察。２本のアームで支えています。尾原ダムに限らず，ローラーゲートに比べてラジアルゲートは地味な色が多い気がするのは気のせい？
熊に出くわしてはオロチより怖いので堤体下は早々に撤退。もっとゆっくり見たかったけど。
天端でこのキッチンカーとすれ違い，気になっていたら近くの道の駅でお店を出しおり，猪肉のガパオライスをいただきました。
猪肉ってクセのあるイメージでしたが，全くそんなことなく脂身が少ないのにとってもジューシー。
島根の狩猟期は11月からだそうですが，今の時期は害獣駆除で捕れたイノシシを加工して使っています。
帰って調べてみるとお店の鹿糠（kanuka）さんは，ご夫婦で東京から移住し，地元で捕れるジビエを使った食肉加工販売をされているそうで，移住の成功例として地元で取り上げられています。
そもそも昭和47年の水害を機に計画された治水ダム。しかし，知れば知るほどそこには関わる人々の様々な思いがつまっていることが分かってきました。
猪肉を噛むがごとき尾原の味
