岡山南部のダム活,この日の最後は同道大池(訪問日:2023.1.29)
灌漑用アースダム
r39から池にたどりつく道が何本かありますが,最も南側のルートはやや狭め。堤体中部を道路が横切っています。
天端
天端からの眺め。すぐ下に見えるのは同道小池。これは堤高4.5mの皿池です。
夏に来たら良い景色でしょう。
階段式の取水孔が上流面の左右にあります。
画像では見えませんが,奥に水鳥の群れがいました。
傾斜の緩い上流面。
ごくごく普通の横越流式洪水吐。
放水路。バッフルピアもあってなかなか手の込んだ減勢工です。
どこかから導水しているのかな。マリオでも出てきそう。
堤体全景。アースダム観察は冬がいいけど,こういう画像を撮るなら夏の方が映えますね。
中腹の道路沿いに維持放流とおぼしき出口工?
こちらは大池から下の小池への接続部分。しかし地図上では川自体はむしろ洪水吐からつながっています。洪水吐もこの接続水路もこの日はほとんど水が流れておらず,どうなっているんだ?
のどかな風景にひときわ目立つ小池の立看。過去によほど悪質な人がいたのでしょう。
左は全て漢字で刻まれた竣工記念碑。もともとあった池に砂泥がたまって流量が減った上,大正13年ごろの干ばつで人々が困窮したことからつくった云々みたいなことが書いてあり…要約すると右の石ですね(笑)。
それにしても「同道」なんていかにもいわれがありそうです。池のある鶴海地区はお寺や神社も多く,歴史のある集落のようです。