ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

岡山36 昭和池(井原市)

Dammapsを見ていますと,岡山県の最も広島県よりに4基並んで表示されています。当初から目を付けていましたが,全てアースダムなので時季(冬)が来るのを待って訪れました。
最初は昭和池(訪問日:2023.2.11)

灌漑用アースダム

広島側からですと,r103から折れて北上し,上野・吉井方面の看板に沿って進むと…そのまま吉井に抜ける道は,全面通行止めの看板。とはいっても,ここまで来られればOKなので,ここに車を停めて昭和池に向かって歩きます。

昭和池への道は歩きやすい林道。昨日の雨でぬれた落葉と土の甘いにおいが立ち上ります。

15分ほど歩くと天端左岸に到着。

上流面は石で補強。

以前の有漢池ほどではないが,味わいのある斜樋操作室。

まるでトーチカ!

操作棒を支える部分は比較的新しい。

気温0℃でも先々週の氷点下の撮影よりはましである。

洪水吐。越流堤はない。

おや左岸下に何か見えますね。あとで行ってみよう。

いったん左岸の林道に出て少し下り

堤体下にまわってみました。

天端から見えていたのはこれ。どうやら底樋からの排水路のようです。しきりを外すと川に放水する仕組み。ダム便覧にはこの水路の施行中と思しき画像があります。

ところでこの井原市の昭和池は,Q地図だと堤高14.4m。これが正しいとすればダム便覧から消える?(それでも岡山県には「昭和池」があと2基あります…)