柿原溜池からさらに西進,秋鹿地区を秋鹿川沿いに北上して湯屋の奥溜池へ。(訪問日:2023.3.12)
灌漑(・上水?)用アースダム
堤体下には簡易水道の浄水場らしきものが。それでダム便覧にはない「上水」を一応加えてみましたが,確認の必要があります。
天端。谷あいである上に曇ってきて光度が足りず,ぶれてしまいました。いかんいかん。
上流面は土のまま。取水用っぽいですけど,先がつながっていません。必要な時だけつけるのかな?
こぢんまりとした溜池。春の農期を前に水をたたえています。
なぜか錦鯉が悠々と。冬でも水抜きされないのでしょうか。
自然に越流させる洪水吐。
堤体下の底樋出口工と思われます。
下流のすぐ下には皿池状の調整池があり,農業用水が中継されているようです。
堤体下は個人の農地
洪水吐の状況や上流面が補強されていないことなどから,先人の方も指摘しているように,最初の竣工はダム便覧の1981年よりも前だと考えられます。
国土地理院の航空写真で確認して見ると,1962年の時点ではすでに池の存在を確認できました。