斐伊川放水路事業記念館で神戸堰のことを知り,帰りしなに立ち寄ってみました。
洪水調節機能の転倒式可動堰です。ここには,昭和3年に竣工した灌漑用水を引き込むための旧神戸堰がありました。旧神戸堰は8連アーチで近代土木遺産にも認定されていましたが,斐伊川放水路事業における神戸川の拡幅に伴い廃止され,現在の可動堰が建設されました。
かつてのアーチ堰をイメージして,落差工はアーチ型に造られています。
転倒式ゲート本体はこちら。スクリーン上で水を透過させるようになっています。
魚道。かつては川の中央にあったそうです。
手前の段差は魚を魚道に誘導する誘導壁
アーチを落ちる水が涼しげです。(って3月はまだ寒いですけど)
500m下流の右岸にある公園に旧神戸堰の一部が展示されていることにあとから気付きました。見ておけばよかった…。