大三島のダムめぐり,最後は田高田上池(別名 三戸池)(訪問日:2022.2.23 場所)
灌漑用アースダム
今回のダムではこの池だけ島の北部に位置します。車でも天端まで行けますが,島の風景を楽しみたかったので歩くことに。旧盛小学校(ふれあい交流館)付近に車を停め,島の集落独特の迷路のような路地を歩いて上り,柑橘畑を抜けると堤体が現れました。
維持放流かな。ちょろちょろと。
左岸側の放水路。普通の側溝かと思うような細い水路。これで大丈夫なのか?
堤体は害獣防止柵でガッチリガードされています。
堤体すぐそばまでみかん畑があるからでしょうかね。
予習で知ってたけど,害獣防止柵の中にも入れないなんてガード固いよぉ。。。
柵越しに天端。池側にまで柵。洪水吐は見えません。
ダムサイトにあるやたら窓の大きい施設とおそらく作業用のボート。裏返した船底がシャーマンのお面みたいだったので思わずパチリ。
柵越しなので池の全景が見えず,残念。
取水設備でしょう。かごは何のためなのかここからでは分かりませんでした。手動式の取水孔をガード?
この池,いたるところに取水管があります。車で乗り付けて直接タンクに水を入れたりするのでしょうか。左下は網場の浮きかと思いきや,取水管を浮かせる浮きでした。
盛青無會造? 明治の竣工なので当時の青年団みたいなものですかね。
下流方向。今日訪れたダムの中では最も海が近く見えます。
少し下流に下ると分水工がありました。
この池に限らず大三島のため池は明治・大正期からあるものが多く,近代化に伴い柑橘農業が盛んになったことが背景にあるといえます。
八朔の皮のごとき三戸の柵
ガードが固いのは,古くから柑橘農業を支えてきた大事な水源だからでしょう。
お土産に甘平を買って帰りました。