極楽寺池から小田地区を東西に貫く町道を西進し,一の谷池に向かいます。(訪問日:2023.3.19)
灌漑用のアースダム
天端までの道がストリートビューで確認できなかったので,念のため川の西の十字路のゴミステーション付近に車を停めて歩くましたが,御覧のような道で普通車で十分通れる道でした。
草がきれいに刈られ,すっきりした天端。
ザ・アースダムと言わんばかりに整った感じ。
越流しているように見えませんが,放水路には水が。山側から浸み出ているのかな。
階段式の取水孔。いい具合に苔むしてます。
極楽寺池ほど両岸の山が迫っておらず,開けた印象。
災害復旧事業として平成10年改修完了したことが記されています。どうりで整ったつくりなんですね。
底樋出口工。この池がおもしろいのは
底樋出口が堤体の最下部ではなく,すぐに分流しているところ。近隣の農地へ給水しているとみられます。
集落から天端に続く道の途中にあった給水所。出口工からの分水ではなく,池から取水した水ではないかと思われます。
放水路との合流地点
堤体下が見えないほどの高さ。ダム便覧では堤高24.7m,記念碑には25.2mといずれにせよなかなかの高さです。
どこを見ても小奇麗なアースダム。
アースダムってどんなダム?と聞かれたら,まずこの一の谷池を紹介したくなる,そんなお手本のような池でした。