シーズンⅢでは,県外のダムの他,「ため池データベース」を基に県内のダム便覧未掲載のダムも訪ねて行きます。
今回は,後者のセンバ谷池(訪問日:2022.5.15 場所)
もともと灌漑用だったものに洪水調節の役割も加えたアースダム。
堤高15m 総貯水量26.4千㎥ 最初の竣工は明治時代のようです。
進入路には鎖がありますが,「立入禁止」とはされていないので,ここに車を停めて歩きます。
舗装路を5分ほど歩くと天端。
空港のすぐ近くなので,山越しに関連施設が見えます。
洪水吐はいったん水をためて越流させる仕組み。洪水対策ですかね。
放水路側から見てみる。
放水路。
放水路の下には水勢を落とすブロック
堤体下の底樋出口工。ちょろちょろと維持放流。
堤体を下から見上げる。割となだらか。池の様子。草木に覆われて天端からは見えない。
上流側も結構なだらか。下の方はコンクリブロックで補強。
斜樋。右側の取水は別用途なのか。
斜樋施設。まさか開いてないよね~と思って取っ手を回したら開いていた( ゚Д゚) で,ドアから中を撮影。水位によって使い分けているようです。
帰ろうとすると,こんな看板が天端の脇に落ちいてるのに気が付きました。国土地理院の画像を見る限り,洪水調節機能が整備されたのは,空港を建設した1990年前後でしょう。ところで「敷地内」って池のことですよね…。
空港近くということで,見学している間に2機ほど離陸していきました。
鶯の声とときどきエンジンの轟音。不思議な組み合わせです。