Dam Mapsを見ると黒杭川ダム周辺には、先に訪れた黒杭水源池、黒杭川上流ダムの他に、畑の池、石井ダムがありますが、いずれもアースダムで夏場は十分見学できないだろうと思い、パス。
…というわけで、大島大橋を渡って屋代島(周防大島)の屋代ダムへ。(2023.8.27訪問)
洪水調節・河川維持目的のロックフィルダム。島のダムなのでてっきり灌漑用かと思ったら、治水なんですね。
堤体下は公園として整備され、天端からは海が見えます。対岸に見えるのは本土の琴石山。
堤体は下1/3が公園と一体化しているので、堤高46mもあるように見えません。
天端には地元の農水産物をあしらったアートが。
ロックフィルならではの大型の洪水吐。スリットがあり、2段階で放流するようになっています。
艇庫と並ぶ斜樋
この屋代島では、明治維新の先駆けとなる長州軍と幕府軍の戦いがあり、ちょうど上流側に見える山の笛吹峠は、長州軍が幕府軍を撃退したところだといいます。
冬だったらきれいなリップラップに見えるんですかね。。。ブッシュがあちこちに。
全景も御覧のとおり。草木が鬱蒼としてロックフィルならではの、ピラミッドのような堤体+巨大な洪水吐という風景を観ることができません。これはこれで想像を掻き立てられますけど。
さて、ダムカードはダムの写真を撮って、下流の日本ハワイ移民資料館で提示するともらえます。移民のことを知らなくても、この昔ながらの日本家屋は訪れる価値があります。
明治維新に移民と、知らなかったその土地の歴史を知ることができるのもダム活の魅力です。
ちなみにランチは周防大橋の本土側のたもとにある、「瀬戸美」で。新鮮な魚もですが、味噌汁が旨い! 釜めしがお薦めのようで、他のお客さんの多くは釜めしを注文していました。時間があれば次は釜めしを食べよう。。。