黒杭水源池からr7を南下すること5分足らずで黒杭川上流ダムに到着(2023.8.27訪問)
洪水調節・河川維持を目的とした重力式コンクリートダム
その名のとおり、このあと訪れる黒杭川ダムの上流に治水機能を強化する目的で造られたダムです。(さらに上流にも黒杭水源池のダムがあるのだから、もうちょっとネーミングにひねりがほしいところ。)
特徴と言えば右岸側に折れ曲がる堤体。
堤高(48m)のわりに天端が広く車も余裕で離合できそう。(右岸側に車止めがありますが。)
導流壁は直線で小さめ。このダムの下流はすぐ黒杭川ダム湖につながっており、民家があるわけではないので、そこまでの防水機能は求められていないのだろうか。
でも、護床ブロックはあるので、川底が削られることには対策しているようです。
灼けるような天端の上も、ダム湖からは時折涼しい風が吹き抜けます。
堤体下へは道路を通って車でも下りることができます。…とは知らず、歩いて下りて汗だくです。
堤体右岸側が折れ曲がっているので、正対すると堤体が切れているように見えます。
常用洪水吐は色が変わっているので、放水頻度はままあるのかも。