ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

26 灰塚ダム①(堤体編)

今日はひろ君(*息子中2)が三次で部活の試合。僕は,部員たちを試合会場に送る配車担当だったので,早朝からひろ君とその仲間を三次まで送りました。先生や他の親御さんに挨拶をして・・・

 

の 「では私はこれで。」

 

他の保護者 「え,のびぃさんせっかく来たのに試合観ないんですか?」

の 「えぇ・・・ちょっと用事があるんで。」

 

保 「そうですか。お忙しいんですね。」

 

の 「ま・・・まあ。では,失礼します!」

 

 

ウソはついていないぞ。

 

 

 

 

てなわけで。まずは試合会場の近くからダム活スタート!(ぼちぼち書いていきます。)

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灰塚ダム(場所

国交省管理の洪水調節・河川維持・上水道目的の重力式コンクリートダム

 

このダムは調査から竣工までに41年かかったというダム。(その経緯はウィキペディアに詳しい。)

 

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当時世界初採用だった二軸支持引張りラジアルゲート。ダムファンには人気のようです。

 

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堤体を照らす照明があります。夜間はライトアップ? 点検用?

 

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堤体内部の一部は一般に開放され,エレベーターで天端と行き来できます。

 

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中には灰塚ダムの歴史や技術,環境への配慮などが展示されています。ちなみに,堤体内はFMラジオがガンガン流れていました。

 

防犯のためだそうですが,もうちょっと静かに展示を見学したかったな・・・

 

 

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天端はセンターラインがあるほどの道路。

 

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天端の操作室を覗いてみました。奥のワイヤーはゲートの開閉に使うのでしょうか。

 

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上流側。もう少し水位が上がるとオリフィスからの越水が見られそうです。

 

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下流方向。堤体下には公園が整備されいます。

 

全体的な印象として「環境保全」を前面に出しているなあと感じました。

300戸以上の住宅を水没させるだけの大義が必要だったのかもしれません。

 

ダム湖の上流にはウェットランド(湿地帯)を造り,生物多様性保全を図っているようです。

 

 

びっくりしたのはこれ↓

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釣り禁止どころか外来種は積極的に釣って食べろと(笑)

 

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しかも,管理事務所の前には,処理に困った外来種をたい肥にするコンポストまである徹底ぶり。

 

となるとこれまで見てきたダムの「釣り禁止」って何なんでしょう。

ゴミを捨てるマナー違反があるのかもしれませんが,外来種がどんどん増えて在来種を凌駕してしまうことはどうなのでしょうか。

 

などと思いをめぐらせていると,天端の下から何やらネコの鳴き声が。

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声のする右岸からのぞき込んでみると・・・

 

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目が合ってもうた・・・は・・・早まるんじゃないっ!! 生きていればいいこともあるさ!

と祈りながら手をたたき,ネコシエーション・・・いやネゴシエーションを試みるも,効果なし。

 

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あのネコ大丈夫なの? と思って管理事務所に行くと,

管理人のおじちゃんは僕が入ってきたのにも気づかず,スマホを眺めています。

 

こりゃだめだ,とダムカードだけもらって車に乗り込みました。

(まあ,手前に飛び移れば戻れそうでしたから。)

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1枚って言ったら2枚くれてるし(笑)