京丸ダムから県道408号を北へ約2㌔。直助2号橋付近に車を停めて,林道を歩くこと10分弱で直助溜池に着きます。
(訪問日:2021.12.20 場所)灌漑用アースダム
途中分かれ道がありますが,池に向かって左に進むと天端に着きます。
土の天端。
上流面も土。これぞ「The・アースダム」という感じ。
堤体下流側。松が生えているのが特徴。ほっといたら松林になっちゃうでしょうから,定期的に刈り取っているのでしょう。
古めかしい斜桶。階段が少し離れているので,当初はもう何本かあったのか。
まるで沈んだ戦艦の大砲のみたい。
周囲にそんなに高い山はありません。結構広い範囲から集水しているのかも。
洪水吐。ダム便覧では1956年竣工となっていますが,昭和前期ごろのような角ばったデザインです。おや? 奥にいるのは…
野犬です!( ゚Д゚) 洪水吐の上に3匹いたのが,僕の姿に気付いて放水路に飛び降りました。噛みつかれるのは嫌だけど,この高さ上がれるのかな? と複雑な心配。
放水路。落ち葉が積もっています。
上流面全景。全体に濁っています。ダム便覧に掲載された画像も濁っているようですから,水深が浅くて常に攪拌されやすいのでしょう。
右岸からちょっと下流側に下った所から堤体下に下りれそうな道があり,下りてみると,何やら廃墟感ありありの揚水施設。
恐る恐る割れた窓から中を覗くと…さび付いたポンプ類。音がしないので現在は稼働していないみたいです。
藪をかきわけ,雪の残ったデンジャラスな小橋を渡った先に
放水路と維持放流の合流地点。
そこから見上げた堤体。…葉を落としているとはいえ異様に背の高い笹に行く手を阻まれます。
それにしても「直助溜池」なんて,いかにも由来がありそうですが,ため池につきものの記念碑がないので,名前の由来が分かりません。
直助はいかなる者ぞと枯野人
ダム便覧掲載の県内ダム全踏破まであと7基