広島県内のダム便覧掲載ダム全踏破の旅,いよいよラストの1基になりました。
位置不明の山津田池と推定している小滝池へのチャレンジです。
(山津田池=小滝池と推定した経緯はこちら)
この小滝池。はっきりいって過去最難関でした。(だから最後になったのですが。)
まず,今までのダムはたどりつく道がいずれかの地図にはあったのに
(国土地理院地図)
小滝池の場合,直接池に行く道が示されていません。
地理院地図には周りを大きくとりまくような歩道があるようですが,木々が生い茂っているため池が見えるかどうか。
しかし北側が堤体になっており,その下流に民家があることから,
もしかしたらこんなルートの管理用の道があるのかも,と推測しました。
何はともあれ行ってみよう。と現地に向かいました。(訪問日:2022.3.29 場所)
もちろん里山とはいえ,自然相手のことなので無理はせず。
国道432号から山津田に向かう道に入り,奥に進んでいくと車幅いっぱいの隘路に。
少し広いスペースに車を停めて歩きます。地図にあった民家は空き家のようです。
怪しい雰囲気。
ここが小滝池に向かう入口。ここはまだ道があります。
古典文学の世界ならこういう所に美しい姫がいたりしますけど(;^_^A そしてこの民家を過ぎると
通れるものなら通ってみよ!と言わんばかりに背丈ほどの笹が行く手を阻みます。道も分からなくなり,YAMAPをたよりに藪漕ぎしながら進みます。
あまりに藪がひどいので,途中沢の中の石を渡りながら(なぜか人の歩幅ぐらいに踏めそうな石があるので,もしかしたら正解の道?)何とか藪を抜けると,今度は森林に。
もはや獣道。沢をたどれば必ず池につくはず,と信じて進みます。
時に春の花に出会ったり(愛でる余裕はなし)
ちょっとした滝を眺めたりしながら山肌をのぼっていくと…
突如人工的なコンクリート構造物が姿を現しました。
こっ・・・これはもしや洪水吐からの放水路では!?( ゚Д゚)
小滝池(〔推定〕山津田池)②ラストダンジョン後編に続く