ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

山口7 生見川(いきみがわ)ダム

年の瀬も押し迫った28日、一足早く年末休暇を取って山口県東部へ。

山口県内には平瀬ダムなど平日でないとダムカードを受け取れないダムが何基かあります。カード集め自体はさほどしたいわけではありませんが、次なる目標の「コンプリート認定」のためには、已むを得ません

というわけで、まずは生見川ダムへ。(2023.12.28訪問)

洪水調節・河川維持・工業用水・発電と多目的の重力式コンクリートダム
岩国IC→R2→R187→r2と進み、堤体下に到着。ダムカード配布ダムにしては珍しく堤体下まで車で乗り着けられます。

バッフルピアもあり減勢工はしっかりしています。

堤高90mは今回めぐったダムの中では最高の堤高。

親柱に意匠が施されています。

1985年竣工のこのダムは、平成以降主流になる全面越流式のゲートレスダムのはしりだそうで。小規模ながら堤趾導流壁もありますね。

ダム湖面に何やら魚影を確認。ため池では時々見られるけど、ダム湖では珍しい。

取水ゲートの操作室。窓からウィンチなどを見ることができます。

建設時にダムサイトから出土したもの。周囲の岩盤より硬い岩石のかたまりのことらしいです。「団塊の世代」の団塊ってここからきていたんですねぇ。

竣工から40年以上経つとは思えないほど白い上流面。

生見川ダム近辺は比較的頑丈な岩盤で重力式コンクリートダムにしてはスリムなんだそうです。ぱっと見では分かりませんでしたけど…