ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

山口12 末武川ダム

2024年のダム初めは、年末に引き続いて周南市近辺のダムへ。
新年1基目は末武川ダムです。(2024.1.8訪問)

洪水調節・河川維持・上水・工業用水・発電と多目的のロックフィルダム
ダム直下はフェンスで遮られ、しかも手前に山の一部があるので全景が見えません。

天端も含めてダム湖の周回コースは文学の碑などが置かれた公園として整備され、ウォーキングやジョギングをしている人がちらほら。下松の市街から近くアクセスも良いためか地元の方に親しまれる場になっているようです。

やっぱりロックフィルはこの均整の取れた壮大な斜面が魅力ですね。ブッシュがないとなおよかったけど。

上流もロックフィル。水位の痕が地層のようです。

ロックフィルのもう一つの醍醐味は得てして巨大なこの洪水吐。落ちたら這いあがれない…。

画像では分かりにくいですが導水路をのぞくと結構な迫力。堤高89.5mは山口県内最高のロックフィルダムです。

堤体下に見えるのは発電所

洪水吐越しに見る米泉湖。泉なの?湖なの?とつっこみたくなるけど、水没した米泉峡からのネーミング。取水設備が見えます。

ダムカードはこのモデルハウスのような管理事務所ではなく、上流の米川公民館で受け取ります。



ところで後日、下松市出身の知人に「末武川ダムに行った」と言っても通じず、周りがジョギングコースとして整備され…という話をしたら「ああ、米泉湖のことね!」と言われました。ロックフィルだからかダムという認識がなかったようです。