ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

岡山48 和意谷池

今日は午後から中国地方各地は雷雨の予報。天気予報とにらめっこした挙句,午前中に効率よくめぐることができそうな岡山県東部の3基のダムへ。
最初の訪問は和意谷池(訪問日:2023.4.16)

灌漑用ロックフィルダム

r404は400番台の県道にしては珍しく快走路。天端に着くと,昨日の雨のせいかカーブした洪水吐で賑やかに越流中。

放水路はトンネル式。轟音と共に水が吸い込まれるように流れていきます。

別方向から。

轟音とはうらはらに若草の生えたのどかな天端。

上流面はおおむね谷積になっています。お堀と城跡みたいです。

周辺は岡山藩主池田家の茶房跡や墓所などがある歴史ある場所。

ユニークな窓?をもつ斜樋操作室。想像ですけど,かつては4本の操作管があの窓のようなところから出ていたのではと。

現在は6本ですね。

下流面。全体にグレーの石で敷き詰められています。

左岸側を下りていくと途中に洪水吐からのトンネルの出口があります。

こちらは堤体下の底樋出口。正面側は水が溜まっており,正対した画像は撮れません。

堤体下から見上げる。おや,下流側もなんとなく谷積でしたか。

周辺の山々の緑は少しずつ鮮やかになってきているものの,谷あいはまだ気温が低いのか,桜が残っていました。

季節の微妙なうつろいを目にできるのもダム活のよさです。