ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

山口15 島地川ダム

向道ダムから再びR376に出て島地川ダムへ。(2024.1.8訪問)

洪水調節・河川維持・上水・工業用水目的の重力式コンクリートダムです。
地図で調べると堤体下に行けそうな道はありますが、予習段階のストビューではかなりの悪路の上、進入可能なのか確認できなかったのでやめておきました。

天端は国道376。同じく天端が国道になっている菅野ダムは頻繁に車が通るのに、ここは滞在20分ほどの間に1台通っただけ。

世界初のRCD工法でつくられたダム。RCDとは何ぞやということはダム便覧や先人のレポートに詳しいので省きます。要は工期・コストを削減できたようです。

国営ダムにしては簡素なダムサイト。オイルショックのさなかに建設されていることも影響しているのでしょうか。

漸縮型導流壁は平成ごろから主流になるので、先駆けだったのではないでしょうか。

現代アート!?

左右二方向からの川の合流地点で堰き止める形になっています。

取水設備の黒いフェンスと周りの白とのコントラストがいいです。

レール式のコンテナか何かで浮遊物を引き上げているのではないかと思われます。

ところでこの島地川ダムを歩いているうちに頭痛がしてきました。最初の末武川ダムのときから寒いなあとは感じていたのですが。どうやら風邪を引きかけているようで。
というわけで、ささっと写真を撮って車に乗り込みました。

見落としている物もあったかも、と思いつつ次の川上ダムに向かいます。