四川ダムの次に目指したのは,直線距離でわずか1キロ上流の大谷ダム(大谷池)(場所)
大正5年にもとのため池が造られた農業用アースダムです。堤体はなかなか急勾配。
まず,ここは四川ダムからすぐ近くなのですが,車一台ようやく通れる狭い道を登らねばなりません。(画像は入口なのでまだ広めですが,このあと急激に狭くなります。)
登り口にはこんな躊躇させるような看板が。わずか1.5キロの道を車で5分以上かけておそるおそる登りました。幸い対向車は来ず。
登った先には,文字通り「水を打ったような」という形容がふさわしい静かな池。たまに鳥の声がする以外,なんの音もしません。
天端の部分はやや道幅が広いですが,このさきまた細くなります。
この大谷池から先ほどの四川ダムを流れる川沿いは井伏鱒二の作品の舞台になっているそうです。
どんな話なのか読んでみたかったのですが,残念ながら没後70年経っていないので,著作権が切れておらず青空文庫では読めませんでした。
洪水吐は右岸の山に少し入ったところに見えます。落ち葉の積もった山の土は湿ってぶよぶよしており,ハイキング用のシューズを忘れてしまったので接近は断念。。。
本当に静かな湖畔で読書にもよさそう。(ちょっと来るのも帰るのも大変ですが。)