2020年ダム納め 温井ダムの続きです。
堤体下への進入路の入口は天端右岸から3キロほど下る必要があります。(場所)
進入路を進んでいると,堰堤のような構造物が見えてきました。中国電力滝本発電所の滝本ダムです。堤高が15mに満たないため県の公式ページでもダム便覧でもダム扱いになっていません。
ちょっと寄り道。昭和34年竣工で,小規模ながら沓が原ダムのような渋さがあります。
最新技術を結集した美しい温井ダムの手前で,ダム扱いされずとも黙って仕事をしている滝本ダムになんだか惹かれてしまいます。こういうとき「エモ~っ!」っていうんでしょうね,今どきは(笑)
さて,その先の進入路の駐車場についたのですが,そこから先は右岸も左岸も通行止め(歩行者も不可)。本来通れるはずの左岸は落石の危険があるため通行止めになっているようです。
そして残念なことに川がカーブしているため,右岸の駐車場からは温井ダムの堤体は見えません😢
唯一の方法は,入ることのできる川岸の岩場に下りて遡上することです。
そんなこともあろうかとハイキングシューズを履いてきました。
岩を飛び移れば左岸に渡れそうでしたが,ケガをしたり川に落ちたりしてはシャレにならんので,そのまま右岸の川岸を行けるところまで遡上しました。(場所)
そうやって何とか堤体にご対面。やっばり圧倒的なスケールです!
堤体を拝めて満足したらお腹がすいたので,再びダム湖畔に戻り「きっちんたまがわ」さんへ。
こちらは何とダムカレーがメニューにあるのです!もちろん注文。
しばらくして出てきたのがこちら。…ん? 思ってたんと違うけど…
一般的にダムカレーってこんなん→(参考)と思ってたので。
卵が天端,ご飯が堤体。レーズンが常用洪水吐でしょうか? どっちかというとこれはアースダムのような。。。
でもカレーとしてはめっちゃ旨かったです。地元産野菜を使った素揚げもほどよい塩加減でご飯に合います。クワイが入っていたのも広島ならでは!(^^)!
心もお腹も満たして,次のダムに向かいました。
ちなみに,こちらは次の王泊ダムに行った帰り道に撮った画像。午後はすっかり霧も晴れ,太陽の向きがやや西よりになって堤体の半分が影になり,アーチらしさが出ていると思います。(我ながらベストショットだと思ったのでこのブログの背景にもしました。)