明治ダムから北に直線で3kmの大竹ダムへ。(場所,訪問日:2022/8/13)
灌漑用の重力式コンクリートダム。堤高26.9mの小柄なダム。
明治ダムからの道中,道路にせり出た木の伐採作業中。僕が通るために作業を中断して,木をどかしてくださいました。お盆にこんな人気のない道を通る車なんて想定されていなかったのでしょう。スミマセン。。。
天端は明治ダムと同じくクレスト部分が高くなっています。
自然越流式クレスト1門のシンプルな造り。明治ダムのような飾りはありません。
減勢工。こちらも質素な造り。
下流の眺め。おや,左岸下に工事車両が。あそこまで行けるんですかね?
上流側。手前は取水設備。
取水室は天端よりやや低くなっています。取水設備はシンプルですが機能的な感じ。
そんなに大きくはないダム湖。
時々湖面で水音がすると思ったら,曝気装置が稼働していました。この規模のダム湖でちゃんと曝気しているのは珍しい。
左岸に曝気装置の操作室があります。
何と,このダム湖,湖面に下りる階段が設置されています。ダム便覧の画像によると,本来ここには点検ボートなどを横付けする浮桟橋があるようですが,いずこへ?
記念碑群。こちらもダムの規模にしてはご立派。
天端から見えた左岸下の工事現場の入口。この日は休工中で立入禁止ともなっていないので,下りてみることに。
堤体正面を撮ることができました!ちなみに堤体下は右岸側からも行けます。
堤体右岸下に見える点検用通路の入口。
放流路下のこれは仮排トンネルの跡かな。
減勢工には副ダムもしっかりつくってあります。
いたってコンパクトで質素なダムですけど,曝気装置あり,記念碑あり,副ダムありと様々な配慮がされている感じがしました。(当日も,右岸下では地元の方々が草刈りをされていました。)