熊野町唯一のダム便覧掲載ダム,呉地ダムを訪れました。(場所)
訪問日:2021年11月21日灌漑用重力式コンクリートダム。
県道174号を熊野町役場方面から南下。いさご橋から左方向に呉地川に沿って幅1.5mぐらいの道を登りきると,がーん。ダムサイトは立入禁止。先人の皆様の画像には天端等の画像があるので,最近立入禁止になったのでしょうか。残念。
柵越しにダム湖をとらえます。水位を下げているようで湖底が見えています。
樹間から垣間見る天端。歩きたかったなあ。
シンプルな自然越流式クレスト。
水がなかったので水叩きに降りてみました。(道路から川岸まで1mぐらいの落差があります。)
ダム便覧によれば1958年竣工とのことですが,戦前ダムのような導流壁のカーブが見られます。
堤体の大きさのわりに高めの導流壁。というのも…
その導流壁(左岸)の裏側に維持放流路があるためでしょうか。右はクレストからの越流との合流地点。
水叩きから見た下流方向。流木が散乱。
平成30年の豪雨災害で大量の土砂を受け止めたであろう呉地ダム。残念ながらダムサイトは入れませんでしたが,土砂の浚渫工事は終わったのでしょうか。
かつてはダムサイトにキャンプ場もあったそうで。人が近づかなくなって(近付けなくなって)もなお,下流の集落を見守り続けくのでしょう。
小春日を受けて何を思ふぞ呉地ダム
ダム便覧掲載の広島県内ダム全踏破まであと12基(位置不明3基を含む)