本峠池アタックの続きです。(本峠池①近くて遠い池編はこちら)
林道に出てから5分ほど歩き天端に到着。
天端に渡る橋は欄干が一部なくなっています。
ああ,これが(おそらく)ネット初公開の本峠池の天端からの眺め。
ごく普通のため池なんですけど,ここまでの苦労で神秘的に見えます。
洪水吐は正面越流型。よく見かける側水路型に比べると洪水排出量は少なくなります。雪解け水が流入しているためか,満水越流中。
洪水吐からの放水路。橋げたの裏に蜂の巣がありますね。
欄干は赤く錆びています。1962年の竣工時からそのまま?
堤体斜面。ダム便覧の堤高は18m,データベースでは23m。20mはなさそうだけど。
上流側は石積みで補強。これも見た感じ竣工時のままかな。
斜樋施設の窓は銃眼のごとく小さい。補修した際に,再破損防止に最低限の大きさにしたのではないかと。
右岸側は北に面して影になるので先日の雪がまだ残っています。
堤体の中腹から。
こうして画像で見ると麗らかな感じですが,実際には水丸山から谷を吹き降りてくる風が冷たく,身体が冷えきたのでチョコを食べ,温かいお茶を飲んで15分ほどで撤収。
ちなみに断念した登山道はこの斜樋小屋の裏に下りてくるようになっています。裏を見ても,やはりどこが登山道なのかわからなかったのでやめました。
登山開始から天端まで片道1時間15分。道中役に立ったのは登山用アプリです。僕はYAMAPというのを使いました。
事前に地図をダウンロードしておけば,電波が入らなくてもGPSで現在地を確認できます。迷わないためにも必須です。
また,今回のコースでは低山ハイク用のシューズでもグリップが危うい所がありました。トレッキング用のシューズの方がよさそうです。
昨年の明神ダムを上回るハードなダム活でした。このルートで行かれる方はしっかり準備をなさって決して無理をされませんよう…。
人寄せぬ本峠の道 雪解風
ダム便覧掲載の県内ダム全踏破まで残り2基!(位置未確認ダム含む)